-080324-キャリモテの時代

”mくし”のコミュニティ【読書ノ会】というのがあってそこのトピで-「あり」「なし」は何ページで
判断します?
というのがあった。読み始めた本が面白くなかったときの止め時のアンケートだ。
もともと本好きな人達で構成されたコミュニティなのになんともシュールなことだ。
ちなみに回答はなんだかんだで全部読む、や最初の数ページで判断するなど意見は様々。
.
ところで当方の書籍購入基準は

  1. 発売1か月以内の新刊であること。
  2. パラパラと内容みて1つでも興味ある意見が書いてあること。

の2点なので購入後に「なし」となることはほとんどないわけですが、今回は違った。。
.

「キャリモテ」の時代

「キャリモテ」の時代

 最近の世の女性の恋愛感とはどんなものなのか。。ということが書いてありそう
だったので読んでみた。読後感想としては、まず記述内容が冗長すぎる。同じような話が
何回も出てきてこれだけの事柄を書くのに300ページもいらないのではないかと思った。
長い。
.
 思っただけで終わっては単なる時間の浪費なので、何かアクティブリーディングの痕跡を
残すべく本の概要と印象に残った事項を以下にメモ。
.
概要
 昔は女性は結婚したら仕事を続けるよりも家に入って欲しいという男が多数であった。
しかしバブルを経験した若い世代の思想は変わってきており結婚後も仕事を続ける女性を
受け入れる傾向にある。仕事を大事に考えている女性もモテる時代がきた。ただし経済的に
自立し、女を磨いていい女になればいい男が寄ってくるかというとそれは間違いである。
(女性が努力していい女が増えてきているが、それ以上にいい男が増えなかったから。)
いい男をGETするためにはますます競争が激化している。だから積極的にモテる(=いい男を
GETする)努力をしましょう。
.
 ということで、「いい男をGETするためにどうすればよいか」が作者の調査のもといろいろ
と書いてある。世の女性の求める男性の年収は600万とのこと。(もちろん日本円で。)人口の
多い東京で25-34歳までの独身に絞ってこの条件を満たすのは3.5%程度らしい。そりゃ競争も
激化するわぃ。
.
 当方の友人関係では既婚者で3.5%ラインの人はいない(と思う)のでこれは普遍的な意見
ではないのだろうな。そう願いたい。
.
 ともかく競争の激化が影響して「愛され」「めちゃモテ」を狙いとしたエビちゃんOLなる
ファッションが誕生したとのこと。単なる流行かと思っていたがファッションにかける意気込み
にも気合が入るというものですな。
.
世の中にきれいな女性が増えることを誰も反対しないだろうし歓迎されることだと思う。
だけれども、今後は素敵だなと思った女性のファッションを見て「この服装はモテるための
戦略的対応なんだな」などと強く感じてしまうので興が冷めるのである。
( 過度なプロパガンダには煩わしさを感じてしまうんだよなぁ。 )
.
 もちろんファッション以外の面でもたくさん議論されているがここでは割愛。