下町ロケット
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台風12号で深刻な被害が出ている様子です。
こちらは朝から雨天のため第3回金華山トライが延期になりました。
雨の日におとなしく部屋で読書。
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- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/11/24
- メディア: ハードカバー
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「下町ロケット」は紹介者の方が一気に読んでしまったとのことなので期待しての購入。
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元研究者の主人公が町工場の経営者に転身し、自社開発のロケット用デバイスを大企業に採用してもらう話。
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大企業との特許の衝突、資金繰りの調整、事業の方向性をめぐる社員の意識の統率など様々な課題を
抱えながら経営することのリアルな面とバラバラだった社員が個々の矜持に従ってまとまっていく様子など
読みどころ満載。泣けるところあり。面白くて一気読みしてしまった。
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舞台はメーカーのお話。
外部の技術者が監査にやってきて製品を確認してもらい「これってすごい技術ですよ。」と
コメントする場面があるがここが良かった。
わかる人にはわかる技術を認めてもらえることがエンジニア冥利に尽きるってものなので。
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